SSブログ

Raspberry Pi3【IPアドレス固定化】 [Raspberry Pi]

Raspberry Piをリモートデスクトップ接続できるようにしたのですが、
#Raspberry Pi3【初期設定⑧】リモート接続OK・・・xdrp 接続
Raspberry PiのIPアドレスの設定はデフォルトでDHCPとなっています。そのため、都度、IPアドレスが変わってしまう可能性があります。
これではリモート(デスクトップ)接続の際に、”IPアドレスは何だろう?”と調べるのは手間です。
なので、”IPアドレスを固定にしてしまいましょう”ということになります。

ネットワークは有線LANと無線LANの両方ありますので、2つとも固定化したいと思います。

【動的IPと固定IPの混在】
自宅でのインターネット構築では、1台のルータがDHCPサーバを兼ねていることが多いと思います。
設定もだいたいデフォルトで使うでしょうから、基本的にはネットワークアドレス全体においてDHCPサーバから動的にIPアドレスが割り当てられる状態だと思います。

DHCPサーバからの動的IPアドレスと手動設定の固定IPアドレスを混在するにどうしたらよいでしょうか。。。
簡単に言うと”ネットワークアドレスの範囲を2つの領域に分けてしまおう!”、ということになります。
 ・DHCPサーバから動的IPアドレスが割り当てられる範囲
 ・手動で固定IPアドレスを割り当てる範囲

例えば、サブネットマスク/24のネットワークでは、253個のIPアドレスを割り当てることができますが、
 ・2~100(99個):動的IPを割り当てる範囲
 ・101~254(154個):固定IPアドレスを割り当てる範囲
というように分割してしまえばいいわけです。

この辺りの分割の個数は、何を何台繋げるかによって変わってきますし、DHCPの設定の仕方もルータ(DHCPサーバ)の機器によって違うと思いますので、取扱説明書を参照して設定してみてください。

【dhcpcd設定ファイルの編集】
テキストエディタで、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバアドレスを追記します。
interface eth0(又はwlan0)
 static ip_address=[設定したい固定IPアドレス]/24
 static routers=[デフォルトゲートウェイのIPアドレス]
 static domain_name_servers=[DNSサーバーのIPアドレス]

 $sudo nano /etc/dhcpcd.conf
  interface eth0
  static ip_address=192.168.x.xx/24
  static routers=192.168.x.x
  static domain_name_servers=192.168.x.x

  interface wlan0
  static ip_address=192.168.x.xx/24
  static routers=192.168.x.x
  static domain_name_servers=192.168.x.x

【ネットワーク・インターフェースを再起動】
 $sudo ifconfig eth0 down
 $sudo ifconfig eth0 up
 $sudo ifconfig wlan0 down
 $sudo ifconfig wlan0 up

【設定反映の確認】
デスクトップ画面最上部のツールバーの右側にネットワークアイコンがあります。
アイコンにマウスを当て、右クリックで「Wireless & Wired Network Setting」を表示させます。
プルダウンを利用して
Confingue:interface eth0/wlan0
を表示させて、
 IPv4 Address:
 Router:
 DNS Servers:
に先ほど設定したアドレス値が反映されていればOKです。
なお、最初のDHCPの場合には、
Automatically configure empty options のチェックボックスにチェックが入っており、アドレスのボックスは空欄になっています。
Raspberry Pi IPアドレス固定化.jpg



profile_picture_40×40.JPG
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。